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大垣祭

地元、大垣において、かつては5月14日15日はお祭りの日であった。いつのころからか5月の第2土日となっているが。
地元なので当然、ほぼ毎年すぐ近くでお祭りとなり、さらに特に役がある土地でもないため、感心は年々薄れる具合ではあったが・・・しかも、うまい具合に雨天が重なってきたのである。
しかしここ数年、奇跡的に好天に恵まれたり、家族のつきあいだったり、趣味だったりで、大垣祭にたびたび顔をだしている。
大垣祭は江戸時代初期から続くものであるらしく、特徴は軕(山車・ヤマ)が狭い街中を練り歩くことである。
軕が多数街を練り歩くこと自体は、さして珍しくもないようで、古くからある街ではたまにみかけるようだ。
その中でも、この地方で有名なところは高山祭。巨大な屋台が練り歩くことで有名。
大垣祭2014 転回中の軕
ところが、大垣祭の軕は、高山祭のそれよりだいぶん小さい。
しかし、夜には提灯で派手に着飾った軕が、神社の前で激しく回る!
たくさんの提灯をゆらしながら、目の回りそうな勢いで、回る。
飾りのみの軕、からくり人形つきの軕、そして踊り舞台付きの軕とあるけれど、飾りのみの屋台はなお激しい。
転回する人々
ちなみに、軕の古さにもいろいろあって、太平洋戦争の大垣空襲で焼けたので再建したものや、あの空襲を生き残り、さらには江戸時代から続くもの、金生山の石を運んだ台車を改造したものなど、いろいろあるが、古さに関係なく、回すようだ。
軕の車輪
軕の台車は木の車輪4つ。
しかしステアリング機構はないので、転回するには傾ける。
渾身の力をこめて傾ける。
押して持ち上げて、回る。
さらに、全力で回転しまくるのだから、大したもんである。
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名古屋学院大学経済学部卒業後、大学院修士課程へ進学。修士(経済学)。現在は会計事務所へ勤務。写真、バイクなど多彩な才能を有する。
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